

>溝口先生は、自分が描きたいものと読者が読みたいもののどちらを意識して描かれる事が多いのか教えて頂きたいです…!!
こちら、結論から言いますと、どっちもです!!どっちも!!
わたしも「プロならば自分が描きたいものよりも読者が読みたいものを描けるようにならなくては!」っていう風に考えていた時期もありました。
でもそうやらそこが合致してるものじゃないとうまくいかないようです。
これは純粋な読者さんにはあまり教えたくない情報なのですが
今発売中の冬の大増刊号りぼんスペシャルに掲載されている「教えてもっと君のこと」は、実はそのバランスが顕著で、前半に自分が言いたいこと詰め込んで、後半はただただ胸キュンを目指すという構成になってます。
ほんとにあまり教えたくない情報…笑
でもこのブログを読んでる人って漫画家志望の方が多いと思うのでここだけの話です。
これを読んでる漫画家志望の方!!
「教えてもっと君のこと」どんな話か気になりましたね!!?
ぜひ読んでください!そしてついでにアンケートもよろしくお願いします!(強欲)
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話をそらして自分の宣伝してごめんなさい😇
質問者さんのお悩みに話を戻しますと、
重要なのは「誰に読んでもらいたいか?」だと思います。
普段りぼんを読んでる人たち
普段マーガレットを読んでる人たち
そんな読者さんが読んで楽しめるようなBLが描きたい!とかなら
むしろかなりいいと思いますよ!
その絶妙なラインを狙える人ってなかなかいないですし、それができたら他の作家さんと差をつけて唯一無二の作家さんになれると思います。
ただ、難しくもあるとは思います。
いや、難しいからこそ、できたらすごいじゃないか!って思うんですけどね。
普段BLになじみのない読者さんに向けてBLを描くとなると、表現をライトにしたり、読者さんによりそった工夫などが必要になってくると思うので、問題はそれが質問者さんが描きたいものと合致するかどうかかもしれません。
逆に「そんなの考えずにとにかくBLが描きたいんだ!」って言うのであれば絵柄をBL系統の物に変える必要があります。
商業誌を目指すのであれば、特定の読者さんが固定されている以上、どこかしら自分の作品をそこにチューニングする必要があるんですよね。
と、ここまで書いてきましたが、
私自身「自分が描きたいものか?読者が読みたいものか?」っていう視点で考え始めたのここ最近です。
まずは色んな事をやって試してみると自分が描きたいものとその雑誌が求めるもののバランスが見えてくると思います。
ちなみに、ただただ自分が描きたいものを描いていた頃の作品はこちら⇩
(たぶんたまたま雑誌が求めるものと合致させることができてたから掲載されたんだと思います。まだデビュー2作目の時なのでこの頃あんまり深く考えてなかった…笑)
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りぼんチャンネルで溝口楠乃作品の冒頭動画が見れます↓
就職情報サイトキャリアガーデンさんで書かせていただいた
漫画家志望さんにむけたコラムはこちら↓


コメント
>るえさん
ありがとうございます!!
いつもりぼんかマーガレットかで悩んでる方にはマンガmeetsをオススメしていたのに、今回すっかり抜けておりました!!補足ありがとうございます!!
しかもBLの漫画賞も開催されてるんですか!
まさに質問者さんにピッタリですね!!